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接触冷感とは?仕組みや冷たさの目安、注意点、夏におすすめの寝具をご紹介!

公開日:2022.03.24

更新日:2023.03.20

寝具 25,000 views

暑くなると見かける接触冷感素材の商品。例えば、接触冷感の敷きパッドは夏場の安眠には欠かせないアイテムです。また、接触冷感の肌着は汗ばむ季節でも快適な着用感を得られるため、手放せない人もいるでしょう。

しかし、接触冷感とは実際どんなものなのか分からずに使っている人も多いはず。今回は接触冷感の仕組みや冷たさの目安、注意点をお伝えします。接触冷感素材の寝具を検討している人に向けて、おすすめの商品も紹介します。


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接触冷感とは?

暑苦しさから逃れるために、接触冷感素材の寝具や衣類を検討・購入する人は多いでしょう。ただ、接触冷感といっても触った瞬間にひんやりするものもあれば、ほとんど冷たさを感じないものもあります。

接触冷感とは、寝具や衣類などに触れた時に、ひんやり冷たく感じる効果のことです。例えば鉄に触れると冷たく感じるのは、皮膚の体温が温度の低い鉄へ移動するからです。この性質は衣類や寝具、タオルなどに生かされています。接触冷感素材は他の素材に比べて熱伝導率が高く、吸放湿性に優れ、肌触りがサラサラして心地いいのが特長です。特に夏場の暑さ対策には有効で、熱中症対策にもなり得るでしょう。

接触冷感といえば天然繊維の麻、化学繊維のポリエチレンやレーヨン、ナイロンなどがよく知られています。

天然繊維の麻(リネン)を使った寝具
化学繊維のポリエチレンやレーヨン、ナイロンの接触冷感寝具

接触冷感の仕組み

接触冷感が他の素材より冷たく感じるのは、2つの仕組みがあるからです。接触冷感の仕組みをそれぞれ紹介します。

熱伝導率

熱は高温から低温のほうへ移動する性質があり、肌がモノに触れると、触れた物体へ熱が移動します。熱の伝わりやすさを表したものが熱伝導率といい、要するに肌の熱が奪われているということです。

熱が移動する量は繊維や金属によって異なります。たとえそれぞれが同じ温度であっても、鉄のほうがより冷たいと感じるでしょう。熱伝導率が高いものほど熱を素早く移動させるため、涼しさや冷たさを感じられるのです。

肌触り

サラッと心地よく、清涼感のある風合いは接触冷感ならでは。

繊維の中に多くの水分を含んでいるため硬くてシャリ感があり、触れると涼しく感じる仕組みになっています。シャリ感とは肌に触れたときに涼しく感じられることです。

接触冷感ならではサラッと心地よく清涼感のある風合いの寝具

接触冷感値の基準(Q-max)

Q-maxは正式には「最大熱吸収速度」と呼ばれ、熱の移動量を分かりやすく数値化したものです。第三者機関が測定したもので、数値が大きくなるほど多くの熱が移動するため、涼しさや冷たさを感じられるでしょう。例えば銅のQ-max値は1.2、コンクリートは0.6以上と高いため、それ自体の温度が低くなくても、肌に触れた時に冷たさを感じます。

接触冷感は一般的にはQ-maxが0.2以上あるものを指します。ただ、0.2程度では接触冷感と聞いた時に連想するような冷たさは感じられません。はっきり冷たさを感じたいなら、Q-maxが0.4以上のアイテムを選びましょう。天然素材の麻は0.3程度なので、それ以上の冷たさを感じられるのです。

はっきり冷たさを感じたいならQ-maxが0.4以上の接触冷感寝具を選ぶのがおすすめ

接触冷感素材の注意点

衣類や寝具などの接触冷感素材を選ぶにあたって注意すべきところを紹介します。

ひんやり感が持続するわけではない

接触冷感とはあくまで「接触する時に冷たさを感じるもの」です。冷たさがずっと続くわけではありません。そのため、接触冷感素材の寝具を選ぶ際には注意が必要です。

接触冷感の衣類は常に動きがあるため、肌と生地がずっと触れてるわけではありません。そのため、ぬるく感じたり不快感を覚えたりすることは比較的少ないのが特徴です。

一方、寝ている間は動きが少なくなるため、接触冷感素材の寝具の一部分が肌にずっと接触する可能性が高くなります。すると、生地と肌の温度差がなくなり熱移動もなくなってしまいます。ひんやり感がなくなり、寝苦しさを感じることもあるでしょう。

冷房や扇風機も活用するのがおすすめです。

Q-maxの高さだけで選ぶと後悔する

Q-maxの高さだけで選ばずに、汗による蒸れ対策がされた接触冷感を選びましょう。いくらQ-maxが高くても、汗でべたつくようでは快適に過ごせません。

ポリエステルやナイロンなど化学繊維の接触冷感素材は吸湿性・吸水性がないため、睡眠中に体から放散する気化熱(蒸気として出される汗のこと)を吸収できず、蒸れたり寝苦しさを感じたりすることがあります。

吸水性の高い素材を混紡したものを選ぶと解消されるでしょう。もし、吸水性のない素材なら、3Dメッシュ加工のような通気性が施されたものを選ぶのがおすすめです。

通気性に優れた接触冷感の寝具がおすすめ

また、Q-maxが高すぎると体が冷えすぎることもあるので注意が必要です。人によって冷たい・暑いの感覚は異なります。そのため、Q-maxの高さだけでは快適さは測れません。目安としては、暑がりの人ならQ-max0.5以上、冷えが気になる人は0.4程度の接触冷感を選ぶと良いでしょう。

素材のデメリットを理解して接触冷感のアイテムを選ぶ

一般的に接触冷感はナイロンを使ったものが多く、安価で手に入れられるうえに冷たさを実感でき、速乾性もあるため人気です。ただ吸湿性が弱く、蒸れやすい欠点があります。

ポリエチレンは他の接触冷感素材より熱伝導率が高く、耐久性にも優れているため、接触冷感の衣類や寝具などよく見かけるでしょう。ただ吸湿性や吸水性が低い欠点も。接触冷感でも汗で蒸れて寝苦しさを感じる可能性があります。

ポリエステルやナイロンなど化学繊維の接触冷感は吸湿性・吸水性が低いため、睡眠中に体から放散される気化熱(汗が蒸気として出されること)を吸収できず蒸れて寝苦しくなる場合があります。吸水性のある素材を混紡しているもの、3Dメッシュ加工のような通気性もプラスしたものを選びましょう。

また、麻は通気性・吸水性・速乾性に優れた天然素材の接触冷感。ゴワゴワとして生地が硬くシワになりやすい、他の接触冷感素材より高価ではあるものの、肌トラブルに悩んでいる人におすすめです。

麻(リネン)は通気性・吸水性・速乾性に優れた天然の冷感素材

接触冷感生地が使われる商品

寝具や衣類の他にも、あらゆる場面で接触冷感生地は使われています。

マスク

年間を通してマスクは欠かせないアイテムになりました。夏場もマスクをつける必要があり、息苦しさを感じる人は多いでしょう。熱中症のリスクもあるため、接触冷感のマスクは必須です。熱伝導率に優れた接触冷感素材のマスクは、肌がマスクに触れた瞬間に熱を逃がし、涼しさを感じられます。

接触冷感素材のマスクは肌がマスクに触れた瞬間に熱を逃がし、涼しさを感じられる

ラグマット、ソファーカバー

接触冷感素材のラグマットやソファーカバーは、肌に触れた瞬間にひんやり感を味わえるうえに、見た目も涼しいのでインテリアのアクセントにも役立ちます。厚みはもちろん、Q-max値も幅広いため予算や好みに合わせて選べるでしょう。

滑り止めがついたラグマット、ソファーカバーなら床の傷・ズレを防げます。

接触冷感 Q-MAX 0.5 快眠エアさらクール ひんやりラグ

Q-MAX0.5 接触冷感 快眠エアさらクール ひんやりラグ

業界トップクラスの「Q-MAX値0.5」という高い接触冷感性を誇る素材を使用しており、触れた瞬間ひんやり気持ちいい。ボリューム感のある7mmウレタンを使い、抗菌防臭防ダニ加工を施しているので、清潔・快適! 清涼感のある「ミント加工」もプラスされた、 暑い夏にぴったりなひんやりラグです。

タオル

汗を拭くだけでなく、スカーフのように首に巻くとスポーツやアウトドアでの熱中症対策にも有効です。タオルの素材によっては、かぶれの原因になることがあるので肌触りや質感のいいもの、洗濯しやすいものを選びましょう。

スカーフのように首に負ける接触冷感素材のひんやりタオルは熱中症対策にも有効

衣服

せっかくおしゃれしたのに、汗で衣類がべたついてしまうと残念ですよね。接触冷感の生地なら肌に触れるたびに冷たさを実感できるでしょう。通気性・速乾性もある接触冷感生地だと、汗も素早く吸収してくれるため不快感を抱くことはありません。

特に肌着が接触冷感生地だと夏場は重宝するでしょう。

寝具

なかなか寝つけない熱帯夜。そんな時に便利なのが接触冷感の生地を使った寝具です。ただ、就寝中は熱の移動が少なく、涼しさが継続することはありません。クーラーや扇風機を併用すると安眠できるでしょう。

接触冷感の敷きパッドを選ぶ際は硬さも確認します。いくら冷たくても硬すぎる・柔らかすぎるものだと寝心地が悪くなるからです。また、こまめに洗えて、丈夫な生地を選ぶと清潔な状態を保てます。

さらに肌触りの良い接触冷感の寝具を選ぶと、寝つきも良くなるでしょう。

Q-MAX0.5 接触冷感 快眠エアさらクール 敷きパッド

業界トップクラスの「Q-MAX値0.5」という高い接触冷感性を誇る素材を使用しており、触れた瞬間ひんやり気持ちいい。敷パッドの裏面はメッシュ構造で、通気性・速乾性抜群!4隅にズレ防止のゴムバンド付き。お手軽に洗えるのも魅力です。

Q-MAX0.5 接触冷感 快眠エアさらクール パイルケット

Q-MAX0.5 接触冷感 快眠エアさらクール パイルケット

業界トップクラスの「Q-MAX値0.5」という高い接触冷感性を誇る素材を使用しており、触れた瞬間ひんやり気持ちいい。パイルケットはリバーシブルタイプで、接触冷感素材の反対面は柔らかな綿100%生地。ふわふわパイル綿が汗をすっと吸い取り、べたつきにくくサラサラに。お手軽に洗えるのも魅力です。

接触冷感 サラフクールベッドパッド

接触冷感 サラフクールベッドパッド

さらっとクールな肌触りのサラフクールパッド。表面は肌に触れる面積を極力減らしたメッシュ編みで、肌離れが良いと同時にクッション性や滑らかさも追求。夏の睡眠を快適に保つ、優しい冷感と高通気性を兼ね備えた立体構造の敷きパッドです。

まとめ

接触冷感素材は熱伝導率に優れ、肌触りが良いので、夏場に大活躍するアイテムのひとつです。どの程度の冷たさを求めているかはQ-maxを参考にすると良いでしょう。

ただ、Q-max値だけで決めるのではなく、吸水性や吸放湿性、通気性も合わせて確認するのが大切です。また、接触冷感はあくまで「接触した時に冷たさを感じるもの」です。そのため、クーラーや扇風機も活用する必要があります。

最近は衣類や寝具、マスクなど接触冷感を使ったものを多く見かけます。上手に生活に取り入れましょう。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス

商品リンク

「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。

「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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