公開日:2022.02.02
更新日:2023.03.20
バスタオルについた黒いぽつぽつした汚れが気になる人は少なくないでしょう。この黒い汚れの正体は、カビです。バスタオルは乾きにくく、カビが発生しやすいのが特徴で、洗濯だけでカビを取ることはできません。
この記事では、バスタオルにカビが発生しがちな理由やその取り方、予防法などを詳しく紹介します。バスタオルのカビを取り除き、日々を清潔に心地よく過ごすためにもぜひ参考にしてください。
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バスタオルにできてしまう黒いポツポツの正体は、前述したようにカビです。湿気が多いバスタオルは、カビが好む環境で、そのまま対処せずにいるとどんどん増えてしまいます。バスタオルは、その用途から、水を多く吸収するように作られています。そのため、乾かすのにもある程度時間がかかり、カビを繁殖させやすくなるのです。
カビは、「気温0〜45℃」「酸素」「湿度70%以上」「垢などの栄養」の4つの条件を満たすことで発生します。お風呂上りに使ったバスタオルをそのまま放置したり、洗濯機に放り込んだりしたままにしていると、この4つの条件が満たされてしまうのです。
毎日洗濯していてもカビが発生してしまうのは、カビが好む環境を知らず知らずのうちに作り出しているからです。
カビにはいくつかの種類がありますが、その中でもガンコで強力なのは黒カビです。根を張って広がってしまうため、洗濯するだけでは取り除くことができません。カビが発生してしまったバスタオルをきれいにしたいなら、以下で紹介するような、漂白剤・重曹を使った方法を試してみましょう。
バスタオルについたカビへの対処方法を知る前に、カビが発生する条件を確かめておきましょう。
バスタオルは洗ったあとの身体を拭くためのものであるため、毎日洗濯しなくてもある程度きれいだと考える人が少なくありません。しかし、これは間違った考えです。使用後のバスタオルには、バスタイムに落としきれなかった皮脂汚れやタンパク質汚れ、菌などが付着しています。これらが、カビの繁殖を促進させるのです。
バスタオルの使用後に、濡れたままで放置しているのも間違いのひとつです。バスタオルが濡れていると、湿気はどうしても高まります。これはカビが好む環境で、カビが発生しやすくなるのです。梅雨から夏場にかけては特に、カビが発生しやすくなるため注意が必要です。
使った後のバスタオルを洗濯機に、そのまま放り込んでしまう人は多いでしょう。これも、カビの発生を予防したいなら避けるべき行為です。洗濯機の中は湿気が多く、通気性が悪いため、バスタオルにカビが発生しやすくなる条件を満たしてしまうのです。
洗濯後バスタオルをすぐに干さず、洗濯機の中に放置したままにしておくのも、カビが発生する要因となります。カビを発生させたくないなら、バスタオルを使った後と同様、濡れたままにしておくのはおすすめできません。洗濯後はなるべく早く干すように心がけてください。
バスタオルを清潔かつ、きれいに使うため毎日のように洗濯しているのに、なぜかカビが発生してしまう。この場合は、洗濯機そのものにカビが発生しているのかもしれません。洗濯槽にカビが繁殖していると、洗濯するたびにバスタオルにカビが付着してしまいます。カビが繁殖する原因になりますので、注意しましょう。
「カビが発生する条件」を残念ながら満たしてしまい、バスタオルにカビが繁殖してしまった場合、どのような対処法があるのでしょうか。ここで具体的に見ていきます。
バスタオルのカビを取り除くのに効果的なのは、衣類用の漂白剤です。洗濯する前に、漂白剤や洗剤を混ぜた水にバスタオルを1~2時間つけ置きしましょう。ただし、漂白剤にはさまざまな種類があるため、どのようなバスタオルのカビを取り除くのかで選択しなければなりません。その方法については次の項目で詳しく解説しています。
酸素系漂白剤には液体と粉末がありますが、バスタオルのカビ取りで用いる場合は、濃度が濃く、効果のほどが期待できる粉末漂白剤がおすすめです。
バスタオルの色や柄によって漂白剤を使い分けなければならないのは、誤った漂白剤を使うと、色落ちや生地の劣化が避けられないからです。漂白剤を使う際は洗濯表示を確認するなどして使用可否を確認してください。
白基調のバスタオルの場合は「塩素系漂白剤」を選ぶようにしましょう。強力なので、生地が傷む恐れがあります。容量を必ず守り、大きく目立つ場合にのみ使うなど頻繁な使用は避けるようにしてください。
また、臭いが強いため、よく洗い流してください。色物・柄物のバスタオルの場合は、「酸素系漂白剤」がおすすめです。
カビは、熱に弱い性質を持っています。漂白剤を使ってつけ置きする場合は、ぜひお湯をご利用ください。その際は、40~60度ほどがおすすめです。漂白剤を入れたお湯にバスタオルを入れ、2時間ほどつけ置きします。酸素系漂白剤の投入量は、お湯1Lに対して5gほどが理想です。
漂白剤を入れたお湯でつけ置き洗いをしても完全にカビが取り切れなかった場合は、煮洗いをお試しください。煮洗いは、お鍋にお湯と適度な漂白剤を入れて、バスタオルとともに沸騰させるというものです。沸騰した後は、3~5分そのままに煮て火をとめ、冷まします。冷めてしまったあと、洗濯すれば完了です。
なお、アルミ鍋で煮洗いしてしまうと、鍋が変色してしまいますのでご注意ください。
漂白剤以外に、重曹でもバスタオルのカビを取り除くことができます。重曹は、漂白剤と比較すると殺菌効果はやや劣りますが、黒いポツポツがまだ薄い段階であったり、臭いが少々気になるといった段階では十分に有効です。
重曹は、人体に優しく、色物や柄物の区別なく使える性質があります。その意味でも、バスタオルのカビ取りに利用しやすいといえるでしょう。
重曹を使ってバスタオルのカビ取りをする場合は、バスタオルが入る大きさのお鍋でお湯を沸かし、大さじ2杯ほどの重曹を投入します。重曹が溶けたのを確認してからバスタオルを入れて、弱火で30分から1時間ほど煮込んでください。冷めた後はしっかり水ですすぎ、通常の洗濯をすれば完了です。
バスタオルの臭いが気になる場合や黒いポツポツがさほど濃くない場合は、洗濯する際に重曹を投入してしまう方法もあります。1回の洗濯につき、大さじ4杯ほどの重曹を入れるのがおすすめです。バスタオルの消臭効果・カビ取り効果に加えて、洗濯槽や他の洗濯物をきれいにできるのがメリットです。
バスタオルを気持ちよく使うためには日ごろのケアでカビを予防することも大切です。ここでは、カビを予防する方法をわかりやすく解説していきます。
使用後のバスタオルは、湿度が高い状態です。それをそのまま放置すると、カビが好む環境を作り出してしまいます。バスタオルを使った後は、そのままにせず、すぐに洗濯しましょう。洗濯後もすぐに干したり乾燥させて、密閉空間でカビが発生しないように心がけてください。
洗濯槽のカビも、バスタオルのカビ臭さの原因のひとつです。洗濯槽にカビを発生させないためには、月に1度ほどの頻度で掃除するようにしましょう。
この際、洗濯機の「洗浄コース」がない場合は、酸素系クリーナーを使って掃除してください。40~50度のお湯を洗濯機いっぱいに入れた後に、酸素系クリーナーを入れて、3時間以上そのままにします。
漂白剤を使ってバスタオルを定期的に漂白するのも、カビを発生させないためには有効です。黒いポツポツが出る前に、漂白剤を利用しておけば、清潔かつ安心な状態でバスタオルを使うことができます。
バスタオルにつく黒いポツポツとした汚れは、バスタオルに発生したカビです。湿気や汚れなどが原因で発生してしまうカビを取り除くには、漂白剤や重曹を使うのが有効です。また、使用後にすぐ洗う、定期的に漂白するといった予防策も講じましょう。
バスタイムを心地よく終えた後は、寝心地のよいベッドとマットレスで快適な睡眠をとれるようにしましょう。寝具を選ぶ際は、50年以上の歴史があり、専門店ならではの品ぞろえを誇るビーナスベッドをご利用ください。睡眠の質を上げてくれるマットレス・枕など豊富に取り扱っています。
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