公開日:2021.10.22
更新日:2023.03.16
赤ちゃんや小さな子供に枕を使わせると、窒息の危険性があります。そのため、ある程度の年齢になってから使用したほうがよいのですが、何歳から枕を使わせるべきかわからない保護者もいるでしょう。
この記事では、子供に何歳から枕を使わせるべきか、子供用枕の選び方について解説します。ぜひ、参考にしてください。
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一般的には、10~12歳ごろから枕を使用するとよいとされています。しかし、子供と一口にいっても成長速度は異なります。成長が早く平均よりも体格がよい子供もいれば、小柄な子供もいるでしょう。
枕が必要になるタイミングは、子供の成長によって異なります。そのため、以下で紹介するポイントを参考にして、枕が必要となるタイミングを見極めましょう。
大人の背骨はS字カーブを描いていますが、子供の場合にはCカーブを描いています。脊椎が成長するにつれて大人と同じようにS字カーブを描くようになるため、子供の背骨に変化が表れ始めたら枕の使用を考えましょう。
目安としては8歳ですが前述の通り、成長により異なるため普段から子供の寝相や姿勢、寝つきなどを観察します。
子供の背骨はCカーブを描いていて、大人の背骨はS字カーブです。胎児はお母さんの子宮の中で丸まっており、自然とCカーブの形を取るようになっています。生まれてからも、歩かない赤ちゃんのころはCカーブを保つことでよく眠れる、健やかに成長するといわれており、Cカーブを保つことが重要です。
しかし、歩き始めるとCカーブからS字カーブに徐々に背骨が変化していき、小学校を卒業する12歳ごろになると、背骨のS字カーブが形成されます。
枕にも大人用と子供用がありますが、どのタイミングで切り替えるべきなのでしょうか。一般的には、背骨のS字カーブがしっかりと形成されるタイミング、目安としては小学校高学年ぐらいで大人用の枕に切り替えるとよいとされています。
そもそも、大人用枕と子供用枕は何が違うのかわからない人も多いでしょう。子供用枕は、頭の形を整えたり向き癖の予防、吐き戻しを防止したりする役割があります。一方、大人用枕は寝返りのサポートや寝姿勢を整える役割、皮脂や汗の吸収などが目的です。
子供用枕は大人用枕よりもサイズが小さく、子供が大きくなった場合寝返りがしにくくなります。そのため、睡眠の質が悪くなったり、体の疲れが取れにくくなったりするため、成長に合わせて大人用枕に切り替えましょう。
枕にはどのような役割があるのでしょうか。ここでは、枕の持つ役割について詳しく解説します。
人間は脊柱がS字のようなカーブを描いているという特徴があります。これは、重量のある頭や体を無理なく支える、体にかかる負担を最小限にするためにS字が適しているからです。脊柱のS字が崩れてしまうと、体にかかる負担が大きくなります。
そのため、寝ているときにも脊柱のS字カーブを保ち、負担の少ない寝姿勢を保つことが重要です。枕には、寝たときに首と寝具の隙間を埋めS字カーブを保つという役割があります。
枕があることで、寝ているときの姿勢が安定します。無理のない寝姿勢を保持できれば、心地よい眠りが実現するため、疲れなども取りやすくなります。体に合う枕を使用することで、質が高く快適な睡眠が可能になるでしょう。
そもそも枕を使っていない、枕が体に合っていないと、睡眠の質が悪くなり体の疲れが取れにくくなります。また、寝ているときに首周辺の筋肉に負担がかかる、呼吸がしにくくなるといったトラブルが起こるケースもあります。他にも、以下のような不調をきたす可能性も高いです。
また生活習慣病や高血圧、心臓病などのリスクが高くなるといわれています。
子供の枕を選ぶ際には、以下で紹介する4つのポイントを意識しましょう。
子供の枕を選ぶ際には、高さが重要です。子供の体格によって適切な高さは異なるため、自分の子供にはどのくらいの高さが合っているのか見極めましょう。
適切な高さを見極めるポイントとしては、S字カーブを自然に保てているかどうかが重要です。仰向けに寝たときに首やのどに圧迫感がない、寝具と頚椎の間の隙間が埋まっているかどうかなどを確認しましょう。高さを調節できる枕を選んだり、タオルで高さを調節したりしても構いません。
サイズにも注目しましょう。子供用枕の一般的なサイズは、29×40㎝だとされています。しかし、高学年ぐらいになっても子供用枕を使用しているとサイズが小さくて寝返りしにくくなり、睡眠の質が悪くなります。また枕から頭が落ちて寝違えるケースもあるので、子供の体格や寝返りの大きさに合わせたサイズを選ぶことが大切です。
枕にはさまざまな素材があり、特徴が異なります。子供は汗をかきやすいため、通気性のよいもの、丸洗いできる素材などを選ぶと、枕を清潔に保ちやすくなるでしょう。代表的な素材としては以下が挙げられます。
ポリエステル | 適度な弾力と柔らかさがあり、家庭でも丸洗いできる |
低反発ウレタン | フィット感があり頭の重みを分散できるが、熱がこもりやすい |
パイプ | 通気性に優れているが、パイプ特有のごつごつ感やガサガサ音が気になる場合も |
高反発ウレタン | 強い弾力性と柔らかさがあり寝返りしやすい。通気性にも優れている |
肌触りや柔らかさなどは、人それぞれ好みがあります。そのため、本人に選んでもらってもよいでしょう。また機能性の高い枕はシンプルなものが多いので、カバーだけ子供の好きなキャラクターやデザインにするのもよい方法です。カバーを変えることで子供が枕を気に入って、きちんと使ってくれるかもしれません。
子供に枕を使わせたいのなら、「タオル枕」もおすすめです。タオル枕とはその名のとおり、バスタオルで作る枕のことです。バスタオルを3つ折り、もしくは4つ折りにして巻くようにするだけで簡単に作れます。
自分の首の高さや頭の形などに合わせてバスタオルを丸めたら、普通の枕のように使って構いません。また、低い枕にタオル枕を重ねて、首の高さにフィットさせるといった使い方も可能です。
タオル枕のメリットは、子供の成長に合わせて簡単に枕の高さを調整できる点です。子供は成長が早く、子供の首の高さや頭の形などに合わせて枕を購入しても、すぐに合わなくなってしまうケースもあります。タオル枕なら子供の成長に応じて、枕の高さを変えられるため、常にフィット感の高い枕を使えます。
また、タオルで作られているので洗濯も容易です。気軽に洗濯できるため、汗をたくさんかく子供の場合でも、枕を清潔に保てます。
タオル枕のデメリットとしては、寝ている間に形が崩れる場合があることが挙げられます。タオル枕は、バスタオルを丸めて作った簡易的な枕です。そのため、寝返りを打った際に形が崩れてしまったり、巻きがゆるくなりフィットしにくくなったりする場合もあります。寝相の悪い子供の場合、型崩れをしやすいので注意が必要です。
また、タオル枕は一般的な枕のようにクッション材がないので、硬く感じる場合もあるでしょう。柔らかめなものや弾力性のあるものが好きな子供には、合わないケースもあります。
子供が枕を使うタイミングとしては、脊椎が発達し背骨にS字カーブが出てきたときが適しています。ただし、子供の成長スピードや体格によっても異なるため、子供の姿勢や寝相などをしっかり見て判断しましょう。
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商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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